【障害者就業・生活支援センター】就職や自立を考えている人が相談できるところ

【障害者就業・生活支援センター】就職や自立を考えている人が相談できるところ

「障害者就業・生活支援センター」は、就職や自立生活のことを相談できるところです。どこにあるの?いったい何をしてくれるの? と思いながらどうすばいいかわからない方に、息子の経験したことも含めてご紹介します。

 

【障害者就業・生活支援センター】とは相談窓口

相談窓口

「障害者就業・生活支援センター」とは、障害のある人の就職面や自立生活を支援してくれるところで、「シュウポツ」と呼ばれたりします。

 

例えば、就職したいと考えた時に「ハローワーク」や「面接」に同行してくれます。

 

仕事のことだけではなく、生活の面でも困ったことがあれば、相談することができる。ところなので、障害者の『相談窓口』と考えていいでしょう。

 

ただ、「障害者就業・生活支援センター」は、国や都道府県から委託された社会福祉法人やNPO法人が運営しているので、「障害者就業・生活支援センター」によって、支援の方法や関わり方が違うことがあります。

 

かといって、支援できないことがあったとしても、ほったらかしにされるのではなく、どこに相談すればいいのかを教えてくれます。

 

障害者就業・生活支援センターは「相談窓口の一番上」のような感じでとらえていただいて…その「相談窓口の一番上」から「相談内容」によって振り分けてくれる…そんな感じでイメージしていただくとわかりやすいと思います。

 

オカンのPoint…『相談支援』について

『相談支援』というのは【障害福祉サービス】のひとつで、就労移行支援や就労継続支援A型・就労継続支援B型と同じ【障害福祉サービス】です。

 

なので、ここでご紹介している「障害者就労・生活支援センター」の相談窓口とはまた別のものなので、【障害福祉サービス】の『相談支援』とちがうってことを知っておいてください。その『相談支援』のことは【障害福祉サービス】のところでご紹介します!

 

【障害者就業・生活支援センター】はどこにある?

日本地図

障害者就業・生活支援センターは、地域ごとに登録するところが決まっています。

 

支援学校を卒業する頃に登録を考えたほうがいいですが、支援学校でも登録するタイミングを確認してみてください。

 

ちなみに障害者就業・生活支援センターを登録しても利用しても【無料】なので安心してください!

 

都道府県ごとの障害者就業・生活支援センターの一覧がこちらで確認できるので、あなたの地域のセンターをさがしてみましょう!

引用|平成30年度障害者就業・生活支援センター一覧

 

ボクはいつ登録したの?

ウーン…登録した記憶が無いの…

げっ!

イヤイヤ、登録してなかったわけじゃなくて…就労移行支援から就職したときにいつの間にか登録したことになってたみたい…ちがうか…登録したのかもしれないけど、障害者就業・生活支援センターだとは思ってなかった!

就職したときに、仕事のやり方とかを教えてくれた人が障害者就業・生活支援センターの人?

うん、そうだったみたい。私はね、仕事を教えてくれた人は、就労移行支援の人だと思ってたから。最近、やっとあの人は障害者就業・生活支援センターの人だったとわかった…

最近?(;゚ロ゚)
だって、そのころ障害者就業・生活支援センターがあることすら知らなかったから…ごめんねー

 

【障害者就業・生活支援センター】のジョブコーチ

仕事の悩み

「ジョブコーチ」のことはこちらでくわしくご紹介しています。

 

「ジョブコーチ」というのは、障害者が継続して仕事ができるように支援してくれる人です。

 

「ジョブコーチ」の中に『訪問型ジョブコーチ』というのがあって、それがこの障害者就業・生活支援センターが雇用するジョブコーチのこと。

 

ただ、障害者就業・生活支援センターの職員さんがすべて「ジョブコーチ」ではありません。でも、障害者就業・生活支援センターに「ジョブコーチ」はいます。

 

だから、就職面でも支援してくれるので安心です。

 

会社がジョブコーチを受け入れないのはなぜ?

就職しているときに問題が起きて、障害者本人がどうしても対応しきれないときは、ジョブコーチに相談できます。

 

ただ、そのジョブコーチが会社の中に入っての支援は、会社側が嫌がることもあるので、ジョブコーチに会社にきてもらっての問題解決はむつかしい場合もあります。

 

それは、いくらジョブコーチとは言え会社の中に「外部」の人が入ることを嫌がるからだそうです。

 

そんなこともあるので、会社での問題や悩み事は大きくなる前に障害者就業・生活支援センターに相談しましょう!

 

息子が就職したときに仕事を教えてくれた人が「ジョブコーチ」だったかどうかはわかりませんが、息子が就職している最中にいつの間にか支援が無くなっていたので、それは「ジョブコーチ」ではない!と、別の障害者就業・生活支援センターで教えてもらいました。

 

「ジョブコーチ」がいつの間にか支援が終わってるなんてことはないそうです。

 

オカンのグチ…だけど反省します!

障害者に対する法律が、息子が支援学校を卒業するころに大きく変わってから、作業所と言われるところが少しずつなくなって、就労継続支援A型やB型ができてきました。

 

色々と少しずつ変化しています。

 

息子が関わった、障害者就業・生活支援センターはとても相談窓口と言えるような対応ではないと思ってました。

 

でも、そうではなく私自身がセンターの役割を全く知らなかったことが、そもそもいけないことだったんです。

 

何かをしてもらうために、コチラがじっと待ってることではなく、コチラが何を求めているかをお伝えしなければ、センターのほうもわからなかったことでしょう。

 

私が反省するべきことだったのかもしれませんね。

 

【障害者就業・生活支援センター】の役割を知ること

役割

障害者就業・生活支援センターは、センターごとに多少の支援の仕方が違うのは最初にもお伝えしましたが、国や都道府県から委託されたNPO法人や社会福祉法人がやっているからです。

 

でも、支援の仕方がちがうとは言え、最初に「相談窓口」としてどこまで支援してくれるのかは、知っておいたほうがいいと思います。

 

支援してくれるって言ってたのに、どうしてそれはしてくれないの?ってことにならないように、ある程度はお話をきいておきましょうね。

 

【障害者就業・生活支援センター】のまとめ

障害者職業・生活支援センターについて、下記のとおりご紹介しました!

  1. 就職面や自立生活面の相談窓口だということ。
  2. 全国に障害者職業・生活支援センターがあること。
  3. 障害者職業・生活支援センターにもジョブコーチがいること。
  4. 障害者職業・生活支援センターはセンターごとに役割が多少ちがうこと。

私は今回、ほかの地域の障害者職業・生活支援センターに電話をしてお話を聞きました。

 

地域が違うことを最初にお伝えしたにも関わらず、ていねいにいろいろと教えていただきました。こんな人がうちの地域のセンターにいてほしい。。。って思ってしまいました。

 

障害者にとってどれほどの良い仕組みがあったとしても、やっぱり「人」なんだと思います。どういう人に出会うか…それによって「人」は安心できたり不安になったりします。

 

「いい人」「刺激を受ける人」に出会うことを心から祈っています。

 

長々と最後まで読んでいただいてありがとうございました!