【就労移行支援】は就職にむけての本格的な訓練期間は2年間!
- 2018.05.26
- 就労移行支援
- オカンのPoint, オカンのグチ, ハローワーク, 利用契約書・重要事項説明書, 受給者証, 支援学校卒業後, 職場実習体験, 訓練期間, 障害福祉サービス利用料, 障害者就職面接会

就労移行支援は就職に必要な「履歴書の書き方」や「面接の受け方」なども訓練として教えてくれます。 息子は就労移行支援から就職をしました…が、2年で退職してしまいました。息子の経験をもとに、参考にしていただけることや、就労移行支援のさがし方から申し込み方法などもご紹介します!
- 1. 【就労移行支援】について
- 2. 【就労移行支援事業所】はどんなところ?
- 3. 【就労移行支援事業所】では【障害者就職面接会】に参加
- 4. 【障害者就職面接会】の面接の受ける時の順番
- 5. 【就労移行支援事業所】では「職場実習体験」をします!
- 6. 【就労移行支援事業所】の訓練期間の2年は延長できる!?
- 7. 【就労移行支援事業所】を利用できる対象者は?
- 8. 【就労移行支援事業所】の工賃について
- 9. 【就労移行支援事業所】の利用時間
- 10. 【就労移行支援事業所】のデメリット
- 11. 【就労移行支援事業所】の2年の間に就職できなかった場合
- 12. 【就労移行支援事業所】の探し方
- 13. 【就労移行支援事業所】は『見学』と『体験』が絶対必要!
- 14. 【就労移行支援事業所】見学・体験時のチェック項目
- 15. 【就労移行支援事業所】の利用料は?
- 16. 【就労移行支援事業所】を利用するための手続き方法
- 17. 【障害福祉サービス】を利用できる【受給者証】が届く
- 18. 【受給者証】をすでに持っている方はこちら!
- 19. 【就労移行支援事業所】を利用する契約方法
- 20. 【就労移行支援事業所】についてのまとめ
【就労移行支援】について
『就労移行支援事業』は、『就労継続支援A型事業』『就労継続支援B型事業』と同じ「障害福祉サービス」の中のひとつです。
- 就労移行支援事業所はどんなところ?
- 就労移行支援事業所を利用できるのはどんな人?
- 就労移行支援事業所は2年しか通えないの?
などなど、いろいろと不安や疑問なことがあるかと思いますが、私と息子が体験したことをご説明ご紹介していきます。
では、お話始めましょう!!
【就労移行支援事業所】はどんなところ?
『就労移行支援』は、障害者が就職するために必要なことを2年の間に「訓練」や「就職活動」をします。
『就労継続支援A型事業』のように、賃金(給料)は発生しませんが、就職に向けて必要なことが幅広く習得できるような仕組みになっています。
【就労移行支援事業所】は履歴書の書き方や面接の練習もします。
就労移行支援事業所では、仕事に対する訓練だけではないです。
<企業>に就職するために必要な「履歴書の書き方」や「面接の練習」、働くために必要な「マナー」なども訓練としてあるはずです。(事業所によって違いがあるかも)
なので、就労移行支援は支援学校では教えてくれないことをたくさん学べるので支援学校卒業後の方におススメします。
1度でも就職をしたことがある人は物足りないかもしれませんが、就労移行支援事業所の仕事内容によってはあなたの知識を増やしてくれるはずです。
就労移行支援の事業所は、10年ほど前までは軽作業しかなかったのに、今ではいろいろな仕事内容があります。
パソコンを教えてくれるところなどもあるので、ご自分がやりたい仕事をやっている事業所を、さがしてみてください。
【就労移行支援事業所】では【障害者就職面接会】に参加
就労移行支援では就職活動に向けて、履歴書の書き方や面接の受け方など、いつ求人募集があってもすぐに面接に行けるような状況にします。
さらに、【障害者就職面接会】にも同行してくれます。
【障害者就職面接会】ってなに?
【障害者就職面接会】とは、大きな会場で複数の企業が集まって障害者の面接をします。
障害者が興味のある企業の面接を、複数受けることができる面接会です。
こういった面接会は「ハローワーク」や「一般企業」が主催していますが、主催者によって【障害者就職面接会】や【障害者合同面接会】など、名称がそれぞれ違います。
障害者就職面接会は年に2回ほど、春と秋の時期に開催することが多いです。
障害者就職面接会は時間が許す限り、何件でも面接を受けて良いので、参加する前には何枚もの履歴書を書いて準備して当日持って行きます。
息子が就労移行支援に入所していた頃は、障害者就職面接会で面接を受けられるのは時間的に2件くらいと言われていました。
【障害者就職面接会】の面接の受ける時の順番
障害者就職面接会をする、数日前くらいに求人募集を出している企業ばかりが記載されている『求人情報一覧表』の分厚い冊子をもらいます。
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その冊子を見て、自分が面接を受けたい企業をさがしてチェックをしておきます。
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その中から2件か3件の企業にしぼっておいて、面接を受けたい企業の数の分だけ履歴書を持って行きます。
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障害者就職面接会の会場に行ったら受付があるので、受けたい企業の面接の申し込みをしておいて、自分の順番が来るまで待ちます。
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自分の順番になれば、アナウンスで名前を呼ばれるので、呼ばれたら受けたい企業のところに行って面接を受けます。
【障害者就職面接会】はどんな感じで面接をする?
息子が参加したのはハローワークが主催した【障害者就職面接会】でした。
主催しているところによって色々と違いがありますが、息子が参加した面接会がどんな感じだったかというと…求人募集をしているそれぞれの企業がテーブルごとにずらーっと面接官が座っています。
人気のある企業だと、面接を受けたい障害者がたくさん待っているので時間がかかる…だから、面接を受けることができるのは2件か3件になる。
ということですが、主催者によっては方法がちがうかもしれないです。
後日、面接を受けた企業から「不採用」の通知が届く…という流れです。
不採用で無い場合、すぐに採用となるわけでは無く、まずは職場実習体験から始まります。
【就労移行支援事業所】では「職場実習体験」をします!
障害者職業面接会で気に入ってもらったとしても、まずは職場実習体験から始まりますし、訓練中の時でも職場実習体験ができます。職場実習体験は前向きにやったほうがいいです。もちろん、事業所にもよってちがいがあるので確認してください。
『障害者就職面接会』以外でも、就労移行支援事業所には求人募集の情報が入ってきます。(ハローワークなどから)
息子も就労移行支援に入所しているとき、「こんな求人募集がきているけど、どうしますか?」と職員さんから言われたことがありました。
絶対、その求人募集に応じないといけないわけじゃないですが、就労移行支援はたった2年しか通えないので、2年の間に条件の良い求人募集がくるかどうかわからない…悩みどころです。
条件の良い求人募集ですが…そもそも求人募集そのものが少ないと思います。
やっとでてきた求人募集の内容がどれほどの条件が悪かろうと、受けないといけない…そう考える人もいるかもしれません。
「就労移行支援」の事業所に通っているあいだに、求人募集がなかなかなくて不安を感じたときはこちらで一度相談してみてください。
いつもとちがう情報が得られるのでおススメです!
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オカンのグチ…イヤイヤ就職した息子だけど…
実は、息子はまさにこの状況に遭遇しました。1年と数ヶ月通った頃に「こんな募集があります」と声をかけられました。
でも、息子にとって条件(出勤時間が12時からなど…)が悪かった仕事内容だったのでお断りしようとすると…就労移行支援事業所の職員さんからとんでもないことを言われ、結局は就職することにしたんです。
くわしくは言えませんが、「今、就職しないともう募集はこないよー」っていうようなことを言われて…。
でも、今となっては「経験」として就職して良かったと思っています。^^
障害の状況によっては、生活のリズムが狂うような仕事はお断りしたほうがいいと私は思いますが、悩みます。。。
ただ、そういうこと以外…例えば、仕事内容が想像していたのとちょっとちがう求人募集だった場合はやみくもに断らないで、できれば『職場実習体験』はしてみてください。
職場実習体験してもやっぱり嫌だ!と思えばお断りして、次の求人募集がくるまで訓練を続けることです。
【就労移行支援事業所】の訓練期間の2年は延長できる!?
『就労移行支援』の特徴は、訓練期間が2年と決まられていることです。
ですが、2年経っても就職ができなかった場合は1年間(12ヶ月)だけですが、延長することができます。
★延長するためには市町村の審査会の個別審査を経て、その方にとって訓練がまだ必要と認められた場合に限り1年間(12ヶ月)延長できます。
【就労移行支援】は一生に1度しか利用できない!?
2年の訓練期間の中で、例えば…1年経った頃に就職が決まるとすると、『就労移行支援事業所』をやめることになります。
すると、あと残りの1年間の訓練期間は無くなってしまいます。
訓練期間はあと1年残っているということにはなりません。。。だから『就労移行支援』は、一生に1度しか利用できない。。。ということなんです!
当たり前だ!と思われるでしょうが…息子が就労移行支援を利用していた10年ほど前はちがっていました。
例えば…2年の訓練期間のうちの1年目で就職をしたけど、数か月で退職してしまった場合は、障害福祉課で事情を説明して『就労移行支援』の残りの1年間を訓練できるという仕組みでした。
今は、1度『就労移行支援』を利用したのち就職をして、残念ながら仕事をやめても2度目の『就労移行支援』は利用できないのです。
でも、最初にお伝えしたように障害福祉課に事情を説明して、あなたに『就労移行支援』の訓練が必要と認められたら【1年間】の延長ができるかもしれないので、あきらめずに障害福祉課に必死にお願いしてみてください。
うちの地域では、就労移行支援の2年間をすべて使いきっていなければ、退職した理由をお話したうえで残りの就労移行支援は使えそうです。
それでも、簡単に…というわけにはいかないそうですが…。
でもやっぱり、2年間の訓練期間を使い切っていた場合、2年間以上の利用については、本当にその方に就労移行支援の訓練が必要かどうかの話し合いがされるそうです。
ただ、この話は市町村の障害福祉課によって多少?…ずいぶん? の違いがあるので、必ず前もって確認してください!!
実際、うちの市と隣の市で違いがありました。。。
では、次は「就労移行支援はどんな人が利用できるのか?」どんな人が利用しているのかをご紹介します。
【就労移行支援事業所】を利用できる対象者は?
就労移行支援を利用できるのは…
- 一般企業に就職したいと願っている障害のある方。
- 年齢は18歳から65歳までの障害のある方。
「障害者手帳」がなくてもいい場合がある
障害のある方…というのは、身体障害者・精神障害者・知的障害者・難病の方・発達障害の方で障害者手帳をお持ちの方のことです。
ただ、障害者手帳が無くても「診断書」があれば、利用できる事業所があるので、事業所に問い合わせてみてください。
地域の障害福祉課にも前もって確認してみましょう!
私が見学してきた就労移行支援を利用している人は、こんな方々が多かったです。
- 支援学校を卒業したけど、行き先が決まらなかった方。
- 支援学校を卒業したけど、まだ就職が出来るような状態では無い方。
- 就職のために、就職に必要なことをしっかりと身につけたい方。
などなど、色々な思いの方が通われていました。
当たり前ですが、仕事と学校とはまったくちがう空間です。
就職する…というのは、どれほどしっかりした方でも、学校では学ぶことができないたくさんの必要とすることがあります。
だから、就職に必要な礼儀作法なども就労移行支援で学ぶことをおススメします!
【就労移行支援事業所】の工賃について
残念ながら『就労移行支援』では、工賃は発生しないと思ったほうがいいです。
履歴書の書き方・面接の受け方・職場実習体験なども訓練に組み込まれている…というのはすでにご紹介しましたが、さらに訓練では「仕事」も学びます。
その「仕事」の内容によっては「工賃」が発生する可能性もあります。
それは、就労移行支援事業所によってちがいがあって、全く「工賃」が発生しないところもあるということなので、気になる方は最初に確認されたほうがいいですねー。
引用|厚生労働省・障害者就労支援について/平成27年3月17日/資料1
上記の「平成27年3月17日の資料1」には、『就労移行支援』の平均工賃が記載されていません。
それ以降も探してみましたが、『就労移行支援』の工賃に関する統計などは見当たらなかったので、それだけ工賃が発生することが少なくなった…ということかもしれませんねー。
息子が就労移行支援を利用していたのは、10年近くまえのことなので今とはとずいぶんちがっているんですね。
【就労移行支援事業所】の利用時間
『就労移行支援』の利用時間は、やっぱり事業所によっていろいろな違いがあるので、必ず事業所で確認してください。
息子が通っていたところは、9時から16時30分まででした。
【就労移行支援事業所】のデメリット
どの訓練も不安要素はつきものなんですが…「就労移行支援」の場合はやっぱり【2年間】という期間が決まっている…ということです!
2年の間に就職が決まらなければどうしたらいいの?と不安をいだかれるとおもいますが、色々と手段はあります。
息子は『就労移行支援』『就労継続支援A型』『就労継続支援B型』をすべて利用していて、B型は違う事業所を2ヵ所利用しました。何とかなります。
もちろん、私はその都度色々調べてから、息子と相談して決めてきました。なので、それなりの体験談を交えてご紹介します。
【就労移行支援事業所】の2年の間に就職できなかった場合
もし、2年間の間に就職ができなかった場合、どうしても行きたい就労移行支援事業所があるなら、障害福祉課に「延長」のお願いに行きましょう!
でも、どうしても行きたい就労移行支援事業所が無いなら、就労移行支援の延長のお願いに行くのは、最後の手段としておいておくことをおススメしたいので、就労移行支援以外の訓練を考えます。
もしかしたら、そのうち新しい事業所ができるかもしれないでしょ? その時にすでに「延長」の分の1年間も使い切っていたら、もう使えないのですから…。
だから、どうしても行きたい就労移行支援事業所ができるまで「延長分」は残しておいたほうがいいです(あくまで私の考えです…)
「2年間で就職できなかった場合」の私の提案です!
就労移行支援を利用している2年の間に就職ができなかったら、まずは、ご自身の今の状況を考えましょう!
例えば、体調のことはどうでしょう? 問題ないですか? 挑戦したい仕事はないですか?
経済的に大丈夫ですか? 失礼なことを聞いてすみません…でも『就労移行支援』以外のことをご存知でしょうか?
障害のある方の訓練の場所は『就労継続支援A型』『就労継続支援B型』『自立訓練』『職業訓練校』という仕組みがあります。
【就労移行支援】で就職できなかったとき、状況にあった訓練場所
息子が経験したことを踏まえて、こんな風に訓練場所(居場所)を考えてみました。
☆ 自分の出来ることを増やしたい方…「障害者職業訓練校」
☆ 少しゆっくりと体調を整えたい方…「就労継続支援B型」
☆ 訓練はしたいけど収入が無いと困る方…「就労継続支援A型」
☆ もっと訓練をしたい方…「就労継続支援A型」
☆ 体調が不安な方…「自立訓練」
あくまで私が考えたことです。参考にしていただけるとうれしいです。内容は、それぞれをクリックしていただくとご紹介ページに移ります。
本音をいうと、どの訓練がイチバンいい…なんてことはありません。事業所によって大きなちがいがあるし、今の状況によってもちがってくるからです。
私がイチバン思っているのは、利用した事業所でどんな人に巡り合うかによって、成長できるんじゃないかと思います!
では、次は「就労移行支援事業所の探し方」のご紹介です。
【就労移行支援事業所】の探し方
『就労移行支援』をやっている事業所の探し方は、市町村の障害福祉課に行けば教えてくれます。(ハローワークには事業所の情報はほとんどないそうです。)
ただ、今は『就労移行支援』『就労継続支援A型』『就労継続支援B型』を立ち上げている事業所が増えてきているので、障害福祉課がもっている情報は古い!ってこともあります!
だからやっぱり今は、インターネットで検索して探してみるのがいいですが、探すときは仕事内容もしっかり確認してください。あなたが今後やっていきたい仕事をやっている事業所を優先に!
【就労移行支援事業所】は『見学』と『体験』が絶対必要!
『就労移行支援』の事業所も色々あって、仕事内容や責任者の方のやり方でもちがってきます。なので、ご自分がいいなぁと思った事業所があれば、電話をして必ず『見学』に行って説明を聞きに行ってください。
これは、とても大事なことです!
私は今までたくさんの事業所に電話をして問い合わせをしてきました。電話の対応してくださった方の印象が悪ければ、『見学』すらしませんでした。
事業所に通うのは私ではなく、障害のある息子が通います。心配だからといって一緒に通うことはできないのです。(当たり前だけど…)
だからこそ、私がちゃんと信頼できそうな事業所を探さないといけません。
私は、利用すると決めた後は、いちいち口出しをしなくていいようにしたいのです。
最初にしっかりと事業所全体の空気を観察して、「ここならだいじょうぶ!」という確信を得てから、利用するかどうかを息子と決めるようにしています。
だから『見学』はとても大事! そして、興味があれば必ず『体験』をしてください。
『見学』したときに、思っていたのと違う…と思えば、帰ってからお断りの電話をすればいいです。
では『見学』や『体験』をするときに、必ずチェックしてほしい項目があるので、次はそのチェック項目についてご紹介します。
【就労移行支援事業所】見学・体験時のチェック項目
就労移行支援事業所はさきほどもお話ししたように増えてきています。なぜかというと、今は色々な障害名が世間で知られてきているからです。
なので、その障害の特徴に合った訓練内容が増えています。
昔は障害者=軽作業…そんな感じだったのに…今は色々な仕事があって選ぶことができる時代になっています!
だから、どんな仕事内容なのかは聞くだけじゃなく、今いる利用者さんそれぞれがどんな仕事をされているかは、しっかりとあなたの目でチェックしてください!
知的障害者の方は支援者かご家族と一緒に行ってください。
就労移行支援事業所へ行った時にチェックすることはこんな感じです!
『見学』や『体験』に行ったときに確認してほしいこと! |
・仕事内容はどんなことをしているのか |
・責任者の方やスタッフの方々は話しやすそうな人か |
・他の利用者さんはどんな人たちがいるのか |
・お昼ご飯はどうするのか、どこで食べるのか |
・交通費や工賃は?(事業所によっていろいろ) |
『見学』の時は、ちょっと雑談も交えながらお話をして責任者の方の「人となり」を観察します。
これはとても大事なことなんです!
『見学』をして気に入ったら『体験』もします。できればすべての曜日を体験したほうがいいので5日間は体験してほしいです。
そうすると、どんな利用者さんがいらっしゃるかもわかるし、仕事の流れもある程度わかると自分が対応できるかの判断もできます。
『就労移行支援』は、就職に必要なマナーも教えてくれるはずです。事業所によっても違いがありますが…そんなところも5日間体験すればなんとなく見えてくるはずです。
他にもご自分が気になるところはチェックして、「ここならやっていけそう」というところをみつけましょう!
気になることはまだまだあります、次は「就労移行支援の利用料」のご紹介です!
【就労移行支援事業所】の利用料は?
就労移行支援の利用料は所得によってちがいます。
- 生活保護世帯の方と非課税世帯の方は0円。
- 年収600万円以下の世帯は、9,300円。
- 年収600万円以上の世帯は37,200円。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万(注2)未満)
*入所施設利用者(20歳以上) グループホーム利用者を除きます(注3) |
9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入がおおむね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入がおおむね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は市町村民税世帯課税世帯の場合「一般2」となります。
【就労移行支援事業所】を利用するための手続き方法
就労移行支援の事業所に『見学』に行って『体験』して、ここに通いたいと決めて、事業所からもいいですよーとなったら、障害福祉課に手続きに行きます。
就労移行支援は障害福祉サービスの中のひとつなので、まずは先にお住いの障害福祉課で【障害福祉サービス】の申し込み手続きが必要です。
【障害福祉サービス】の申し込みが必要
『就労移行支援』『就労継続支援A型』『就労継続支援B型』のどれを利用するにしても障害福祉サービスを受ける手続きが先に必要なので、面倒がらずに手続きをしておきましょう。
障害福祉課に手続きに行く前に、障害福祉課に電話をして手続きに必要なものを教えてもらってから行ってください。
私の知る限りで手続きに必要なものは、マイナンバー・障害者手帳・印鑑などだと思いますが、確認してください。
「障害者手帳」がなくても利用できる!?
障害者手帳ですが、まだお持ちでない方は「診断書」でも利用できる事業所もあるので、障害福祉課や事業所に先に確認しておいてください。
例えば、「診断書」も指定の診断書でないとだめだという可能性もあるので、先に確認しておきましょう!
手続きはもちろん本人が行かないといけません。障害福祉サービスを受けるために「働くために訓練を受けたい」という意思表示が必要ですから。
【障害福祉サービス】の申し込み手続きをしたら、【受給者証】が手元に届きます。
【障害福祉サービス】を利用できる【受給者証】が届く
障害福祉サービスの申し込みをして、利用してもいいですよ。となれば障害福祉課から【受給者証】が届きます。
どれくらいの日にちがかかるかわかりませんが、1週間で届くわけではないと思うので、申し込みの時にだいたいどれくらいで【受給者証】が届くかを聞いておいてください。
あなたが決めた就労移行支援事業所に利用する契約をするときに【受給者証】が必要なので、利用の契約に行ける日がだいたい何日くらいになりそうだと連絡をしておいてください。
【受給者証】が届いたら【就労移行支援】の利用手続き!
【受給者証】が届いたら、やっとここで『就労移行支援』の申し込みができるのです。その申し込みはまた障害福祉課に行きます。面倒です。。。
次は…
【受給者証】を持って【就労移行支援事業所】と契約します!
障害福祉課に『就労移行支援』の利用が出来る申し込みができたら、【受給者証】の中に『就労移行支援』の事業所を記入する用紙が足されているので、その【受給者証】を持って通うことに決めた事業所に行って、就労移行支援事業所を利用する契約をします。
おつかれさまでした!!
【受給者証】をすでに持っている方はこちら!
障害福祉サービスを受けるための【受給者証】をすでに持っている方は、【受給者証】を持って障害福祉課に行って『就労移行支援』を利用する手続きをしてください。
後日、『就労移行支援』を利用してもいいですよーと障害福祉課から許可がでると【受給者証】の中に新しい用紙が足されるので、その【受給者証】を持って就労移行支援事業所を利用する契約をします。
★就労移行支援を利用するには【障害福祉サービス】の手続きを先にするのはどこの地域も同じ流れだと思いますが、その後の流れは、地域の障害福祉課や事業所によって違いがあるかもしれません。
いろいろと手続きが面倒なので、二度手間にならないように前もって障害福祉課と事業所へ、手続きの手順をしっかり確認してから行動しましょう!
【就労移行支援事業所】を利用する契約方法
【受給者証】を持っていた方も持っていなかった方も、最終的には【受給者証】を持って、障害福祉課に『就労移行支援』を利用する手続きをしました。
それは、『就労移行支援』を利用させてください。という「障害福祉課」と「あなた」の契約です。
なので、最後は「就労移行支援事業所」と「あなた」との契約をします。(事業所によってはもっと早くに契約書の作成があるかもしれません)
それは、「利用契約書」と「重要事項説明書」の記入をして契約になります。
事業所のほうで、「利用契約書」と「重要事項説明書」がそれぞれ2部ずつ準備されていて、事業所の責任者がひとつひとつ読み上げながら説明されます。
すべての説明が終わると、署名捺印をして事業所に提出します。
後日、署名捺印したものに事業所側の署名捺印されて、1部ずつを渡されてやっとここで契約ができた!ということになります。
『就労移行支援事業所』を利用する手続きはこのような流れです。
おつかれさまでした!!
【就労移行支援事業所】についてのまとめ
就労移行支援について以下のことを紹介しました!
- 就労移行支援はどんなところなのか?
- 履歴書の書き方や面接の受け方を教えてくれること。
- 障害者職業面接会を受ける順番。
- 訓練期間の2年は延長できるのかどうか。
- 利用できる対象者。
- 工賃は支給されるのかどうか。
- 利用時間。
- デメリット。
- 就職できなかったときの対策方法。
- 就労移行支援事業所のさがし方。
- 見学や体験したときのチェック方法。
- 就労移行支援の利用料。
- 就労移行支援の申し込み方法。
息子はこのサイトでご紹介しているすべての訓練を体験しました。そのすべてで言えることは、どこの事業所にもスタッフに経験者が少ないのではないか?「障害者」との関りのある経験者が少ないのではないかと感じました。
なので、障害者が通う訓練の事業所だから、そこにいるスタッフはみんな障害者のことを理解しようとしている人ばかり…とは思わないほうがいいんじゃないかと私は思います!
もちろん、すべての事業所が未経験者ばかりではないはずですが、未経験者もいるということを知っておいてほしいです。
つらいことや、難しいことなど、できればご自分からスタッフに伝えることをおススメします。待っていても、気がついてくれるスタッフばかりではない…と思っている方がいいと思っています。
私は親として事業所の責任者の方々とお話をしてきました。だからこそ私が感じたそれぞれの訓練のメリット・デメリットをお伝えすることができました。
手続きに関することは私自身の体験をもとに忠実に書いています。さらに、いろいろなところに電話で確認もしながらご紹介しました。
要所要所にある感想は、あくまで私が感じたことです。あなたは、どのように感じられたでしょうか?
参考にしていただけるところがあればさいわいです! あなたに合った訓練場所が見つかることを心から願っています^^
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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